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有名な芸術家、作家、科学者などが明らかにある種の「失読症(ディスレクシア)」もしくは「学習不能」、もしくは少なくとも重大な「学習障害」を持っていたと指摘されるケースは少なくない。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン、アルバート・アインシュタイン、トマス・エジソン、作家のギュスタフ・フロベール、著名な外科医ハーベイ・クッシング、オーギュスト・ロダン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、(中略)などは、何らかの「失読症」もしくは「学習不能」を持っていたことが指摘されている。(本書より引用) 本書は様々な「天才」たちの生い立ちや、性格、言動などを分析し、彼らの多くは何らかの「失読症」もしくは「学習不能」を持っていたことを指摘している。そして、そうした障害を持つ彼らが何故「非凡な才能」を発揮できたのか、その思考回路は一般の人とどこが違うのかを詳細に論じている。 また本書は「脳のタイプは1つではない」ということをくり返し述べている。そう言われてみれば天才ではなくとも数学の得意な人もいれば、暗記ものが得意な人もいる。勉強がダメでも美的センスに優れている人もいるし、スポーツで抜群のセンスを見せてくれる人もいる。 しかし、現在の日本の教育では、平均的に全ての科目で良い点数をとらなければ、良い学校へ進学できないし、大きな企業に就職することができない。したがって例えば「美術のみに非凡な才能を発揮している子ども」は、他の勉強ができないという理由だけで進学をあきらめなくてはならないし、そのため才能を開花させることなく散ってしまう。 本書を読むと何故日本に天才が少ないのかがわかってくるし、そのような教育システムが続く限り、天才のタマゴたちをみすみす逃していることに気がつく。 LDへの認識を変えたい人は必読です。 |