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イギリスからの手紙
 彼は高校二年生。現在イギリスに留学中。自分がLDだと気付いたのが昨年のこと。この企画を持ちかけたところ「是非!」とのこと。自分の中のナゾを喜んでいる彼の元気っていったい? 
イギリスからのメールをゾクゾク更新していきます。
お母さまから皆様へ

 息子は英国の高校に通う前に、中学のやり直しをしています。これは彼がLDとわかる前から考えていたことで、イギリス流の教育になれ、英語に慣れてから普通のクラスに入った方が後々楽だろうと考えたからです。1999年9月からこの外国人用の全寮制の予備校に入りました。ここでもしかしたらLDなのではないかと指摘され、検査を受けたところ、イギリスでも日本でも同じ結果が出たので普通の授業に加え、彼の弱点である書くことに重点を置いた特別指導を受けています。

これから彼から送られてくるe-mailをこのページでご披露します。
涙あり、笑いありのメールですが、同時に彼の英語の進歩、英国の生活をお楽しみ下さい。

過去の手紙:  |#1#2
ペントンビル刑務所:インサイドストーリー
(英国The British Dyslexia Associationの機関誌Dyslexia Contact 2000年5月号)

BDA広報担当 ジュリエット イングランドはペントンビル刑務所プロジェクトを訪問し中の生活についてレポートする。

ある寒い二月の朝、私はペントンビル刑務所の塀の外でどうやって脱出するかではなく、普通とは逆にどうやって中にはいるか頭を悩ましていた。
教育マネージャーのジェーン・ブロードフット(幅広の足?)さんが笑顔で迎えてくれた。「中にはいるのは初めてですか?きっとお気に召しますよ。」といわれた。

当時斬新な建築のモデルとしてビクトリア朝時代に建てられたこの刑務所は巨大な構造になっている。回廊は空に向かって何マイルも上にそびえているかに思え、更にそこには脱走者を防ぐ巨大なネットもあった。刑務所のなかでは収容者達が色々な場所に移動させられるので常に何らかの動きがある。独房の開かれたままの戸から彼らの生活がかいま見られる。

わたしたちはBDA(British Dyslexia Association)とペントンビルの共同プロジェクト(職字年からの資金により1988年から始まった)に出席した。

調査により収容者の三割がdyslexiaではないかということがわかった。この結果は一般の統計と比べるとかなり違っている。そしてペントンビル・プロジェクトはdyslexiaによる再犯を防止する機会をつくっている。

既に何十人ものdyslexia収容者の読み書きの能力がコンピューターのコースにより向上した。そのコースはdyslexiaに最も相応しいとされる細かな五感を使う段階に分かれた方法を提供する。

彼らがそのコースを始める前に本当に彼らがdyslexiaなのかをテストする。収容者のコンピューター教育に対する熱意はすさまじくペントンビル刑務所教育班の決意の現れである。

はじめの頃からコースは満員で行われており待機している収容者はたくさんいる。実際にあまりにうまくいったため、創立時の立て役者であるジェーン・ブロードフットはバルター・トラスト・チャリティーにより彼女の事業に対して賞が送られた。これは刑務所内の優良なサービスに対して送られるものである。

教育センターのなかでは何人かの収容者がコンピューターに向かいながら言葉の列がヘビのように動くのに見入っている。

25歳になるポール・エドワードは17歳の頃より毎年8ヶ月間は施設に入所している。彼はペントンビルのなかで同じdyslexiaの弟と一緒の部屋である。彼の学校での思い出は幾つもの同じコース仲間の経験の中でも典型的である。

「僕の最も鮮明な思い出は僕がまだ7歳の頃先生が僕に大声で怒鳴り散らしたことである。先生達は僕が黒板に書いてあったことをまだ半分も書き移していないのに全て消してしまった。テストのなかで唯一合格できたのは美術だけだった。後の授業は追い出されてしまい最後には麻薬しかこの苦しみから解放される方法はなかった。」

しかし今、このコースで彼は字の書き方を覚え次第に自信を持って文を書くことができるだろう。
「僕は自分のなかに逃げることばかり考え人生を捨てている。でも僕は新しいスタートをこの手にしたいしもうすぐ手にできると思う。今思うともし先生がdyslexiaについて知っていたならぼくは今日ここにいなかったはずだ。」

26歳になるマイケルはコースが彼の書く運動や娯楽に関するNVQの文章を完璧にするのに役立つと感じた。彼がdyslexiaに気づいたのは去年の12月のことである。
「僕はこれから先僕の受けられなったような特別教育が全ての子供に施されてほしいと願っている。学校にいた頃僕は自分の読みの問題に気づいていたけどそれを話すことをずっとためらっていた。やっと今になって全てを説明する機会を得ることができた。」

by Takanao Todo

This September I will start studying A level in Cambridge. I have chosen five subjects to study in the school. These are art, geography, design and technology, theater study and EFL. The way to reach this school was long and it seemed far away. It is not easy to learn but it will help you anyhow in future. Incidentally these days I started to learn how to play the guitar. I thought it was going to be hard to learn it but as a matter of fact it is quite easy to learn. Now I can play at least three songs. Any way I have to say thank you to people who helped me to study in England and I will always catch the chance.

この9月からケンブリッジでAレベルの勉強を始めます。学校で選択する科目は、芸術、人文地理、デザインと技術、演劇とEFLです。この学校にたどり着くまでは長い困難な道のりでした。勉強は大変ですがですがきっと将来何かの役に立つことでしょう。今日本でギターの練習を始めました。手にする前は難しいかと思いましたが実際は簡単に始められました。もう三曲弾けるようになりました。英国で勉強することを支えてくれている全ての方に感謝と私はチャンスはいつも掴むと申し上げます。