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LD KIDS & TEENS 掲示板コメント抜粋 Part 1

LD KIDS & TEENSの掲示板150番までの書き込みの中から、特に役に立つ情報を抜粋しました。

*LD児の注意の仕方 
*音声認識ソフトが難読症を助ける。
* どうやって子供に伝えよう?
*できないことへの対処方法
*LD児のアルバイト
*LDに対応した学校
*おすすめの文献
* 読書習慣を身に付けさせる教育技術
*LDについての機関
*LD児といじめ
*LD児が担任の先生に望んでいること

*LD児の注意の仕方

LDの子供に「今は騒いではいけません」「こっちへ来てちょうだい」などというような注意をいくらやっても通じないときはどうすればいいのでしょう。
「普通の子と同じぐらいは注意してそれ以上は、そういう個性だから、と思いましょう」という、LDの専門家の先生の意見もありますが具体的な方法として、LD児への注意の仕方で海外のホームページで学んだことで実践した案外うまくいった方法が紹介されました。
まず、きちんとそばに行き、話しかける。遠くから「ダメよ」といっても誰に言っているのか、何について言われているのかが分からない事が多いそうです。
次に目を見て、大声ではなくどうしてダメなのかを教える。LD児はとっさに結果を考えて行動ができないことが多いようです。
子供が訳が分かったら「次から気をつけようね」位の注意。同じ事を何回でも繰り返す内によっぽど興奮していない限り「あっ、いけない、少し静かにしよう」って思えるようになります。
先生に許可をもらって違う部屋で騒ぐって言う方法もあるかと思います。
また、「1.静かに座っている 2.友達と騒ぐ 3.隣の人と喧嘩する」みたいに三択にして、子供に選択させて間違っていたら、説明する、という方法をとるという方法もあります。



*音声認識ソフトが難読症を助ける。

音声認識ソフトがどうやら読書障害(スペリング障害?)にも有効らしいです。
日本人であれば、漢字を書く難しさとかに使えるかもしれません。
IBMviavoiceを使っている方がいらっしゃいますが、最近ではむしろNEC smartvoiceやドラゴンナチュラルスピーチの評判がよさそうだとおっしゃっています。
このソフトに関するニューヨークタイムズの記事を翻訳しましたのでご一読下さい。
http://www.todoplan.co.jp/LD/new/via_voice.html



* どうやって子供に伝えよう?

息子の場合は16歳のときイギリスでコミュニケーション能力と頭の廻転の早さに比べに、読み書きの進歩が遅い、ということで学校の先生からテストを受けさせても良いか?といわれたのが始まりでした。その検査結果は母親が直接伝えました。
「前からママはあなたが特別(extraordinary)だと言っていたよね。やっぱり、検査を受けての結果でもそうだと分かったよ。エディソンやチャーチルも、トムクルーズもそうらしい。イギリスに来て良かったね、週二回サポートをしてくれれば君だったらすぐにキャッチアップできるらしいよ。」
息子の反応は、「やっぱり。正直言ってホッとした。周りからおまえは変だとか変わっているといわれて来て、自分は普通にしているつもりでも人と違ってしまうわけがやっと分かった。」というものでした。
ディスレクシアであるかどうかを知る時期は別として、君は君で輝いているときがステキ。という気持ちを一杯味あわせてあげて下さいね。



*できないことへの対処方法

LDと判明するまではアインシュタインちゃんと呼んで
−ボタンの掛け違い?本人が気にしなければ良し。ボタン付きの服を買わない。
−靴のひも?マジックテープの運動靴を履かせる。
−書き順の間違え?ワープロを使えば良し。
−計算ミス?電算機を使えば良し。
−左右の間違え?交通事故には遭わないようにね。
−忘れ物?うちに帰ってくるのを忘れなければ良し。
−見落とし?私も多かった。見直すようにしようね。
とできるだけ腹を大きくもって接するようにしていました。
何人かのお母さまから聞いたお話ですが、ここはやはり担任の先生にご登場頂かなくてはなりません。
もう一つ大事だったと感じるのは世の中の人がみんな同じだったらものすごくつまらないこと、歴史を変えてきた人たちは皆その時代では変人扱いされて、普通とは違っていたこと、等を折々に伝えたことではないかと思います。
もう一つ、後から息子が言っていたのは「天才はみんな学校がきらいだった」
のなかでdyslexiaの記述があり自分はそうかもしれないなと思ったと言うことです。
今でも本人は障害とは感じていないと思います。機能の問題ですから、目の悪い人ががめがねをかけると同じくらいに欧米ではディスレクシアに対してサポートをするのは普通のことで,だから頭の廻転早いのねとか、面白いのね、といわれることが多いのです。個性の一つです。

私は少しづつ、「漢字を書くのは苦手だものね、これぐらいできればOK」
       「縄跳びはちょっとね、でもいいじゃない」
       「指に力が入らないもんね」なんて口にし、
できることについては「そんな感じ方ができるなんてさすが天才だね」
          「こんなことを知っている子なんていないよね」なんて
むずがゆく思いながらもほめるようにしています。
そうはいっても、ちょっとした、見落とし(これが実に多い)や左右障害、言われてもさっと動けない反応の鈍さにヒステリーも起こしてしまうのです・・・
本人はそれなりにいろいろ感じてはいるようで、「五体不満足」を少し読んで、ワープロの練習をしたりしています。クラスでうまくいかず落ち込んでいた時は「いじめられた時に読む本」なんかを読んで「自分らしさ」が大事なんだよね、なんて言ったりしていました。



*LD児のアルバイト

アルバイト採用の面接の日、「時間の管理」と「初めての所での場所を見つける」「電車の乗り間違え、反対方向に乗る」等の困難が多少ある彼は大分早くに家を出ました。今はyahooで路線の検索と地図をダウンロードできるので便利になりました。面接はイギリスで何回か模擬面接をしてきているので立派に(本人いわく)できたそうです。
警備会社でのアルバイトです。工事現場での車の誘導や、夏場は花火大会での
整備が主な仕事です。研修を4日間受けるのですが一日目の午前中の講習が終わり「難しい、ぼくにはできない、どうしよう」と連絡が入りました。「せっかくのチャンス講習だけでも受け続けたら?右と左が分からないなどの不都合が本当に危険なら講師に、自分はLDだとは言わずに左右が分からなくなることがあると正直に言ったら?」とアドバイスしましたが、その日帰ってくるまでちょっとはらはら。
帰ってきた彼は大変元気で定年後の年輩の方が居てその人の方がずっと飲み込みが悪かったとホッとしていました。結論から言うと4日間で笛を吹いたり、こちらから来た車はあちらへという手による合図を体で覚え飲み込んだようです。
もう三回出動しています。毎回場所が違うので、yahooで調べ、少なくとも30分は余裕を見て出掛けます。浦安に行くのを浦和と思い込んでいたり、チェックが必要なのですが、優しい、責任感のある上司に恵まれ、今のところ有意義な社会経験をしています。
酒に酔った人の仲裁や、悪気はなくても酔って警備灯を持っていってしまう人はたまた立ちションして良いですか?と聞いてくる人、家にいてはとても経験できないことばかりです。ちょうど歩道橋の上で見物客が将棋倒しになる悲劇があった日も関東で花火大会の警備をしていました。
何人かの、小さいとき大変な思いをしながら大人になって社会人になっているLDの方の保護者に伺うと一番大切なのは一杯経験させてあげることだそうです。
できないからやらせない、代わりにやるではなく、小さい内はやって見せて、その後忍耐をもって見守る、うまくできたことはほめまくり、できなかったことに関しては適切なアドバイスをする。
忘れ物が多ければ、メモを取る。メモをどこかへ置いてくるのなら手に書く、約束に遅れがちなら、普通の人の30分前に行動を起こす。聞き間違えが多ければ必ず確認に聞き返す。小さな工夫でずっと社会生活は楽になるようです。
禁句は「どうしてできないの?」(言われたとおりにやってるんだけど)
「忘れちゃだめって言ったでしょ」(ぼくだって忘れたくて忘れた訳じゃない)
「何回言ったら分かるの?」(きっと何回言っても分からない)
私も何回もこんな言葉で子供を傷つけてしまいました。 



*LDに対応した学校

知る限りでは、宮澤学園、国際星槎学園、ライナス、アンデルセン学園等がLDに対応した学校として存在します。
宮澤学園は広域通信制高校技能提携校だそうです。
www.miyazawagakuen.ed.jp
〒227-0067横浜市青葉区松風台48−15 tel. 045-962-9831
一人一人にあった学習をさせてくれること、色々な体験を通して自信を持たせてくれると言う意味で大変有意義だと思います。
体験入学の日程が多く取られていますので是非一回ご興味があったらいらっしゃることをお薦めいたします。
また、藤沢にある藤嶺学園という私学はもう積極的にLDに取り組むことを始めているようです。



*おすすめの文献

「気になる連続性の子どもたち・ADHD LD 自閉症!」という、精神科医 佐々木正美著 子育て協会が出している本ですが、一般書店では購入できないのですが、とても良かったです。
小さく、そんなに厚い本ではありませんので私も一晩で読めました。
これを読むと、けして親の見栄や人の目を気にしてこういう子を普通に扱うことがいかに子どもに対して罪であるかがわかりました。
そういう意味からもこういう子ども達の教育の場の整備を急がなくてはいけないと思います。

LD児と切っても切り離せない先生との関係という問題。これをパターン毎にマニュアル化した本があります。
ガイ・ストリックランド『わが子を「悪い先生」から守る方法』研究社出版です。この本はLDやADDのことについても書いてありますが、悪い先生対抗法も書いてあります。相手(敵のダメ教師)をパターン化し、パターン別対策マニュアルとなっています。

英語の文献としましては、
−Nathleen G. Nadeau, Survival Guide for college students with ADD or LD, Magination Press, Washington DC 1994
−Jonathan Mooney & David Cole (forewrod by Edward M. Hallowell)Learning Outside the Lines: Two Ivy League Students with Lerning Disabilities
and ADHD Give you the Tools for academic Sucess andEducational Revolution, A Fireside Book, 2000
の2点が紹介されました。



* 読書習慣を身に付けさせる教育技術

もともと普通の子供のために開発された読書習慣を身につけさせるための技術が、もしかしたらLDの子たちにも役に立つかもしれない、と紹介されました。
国語だけでなく、算数や社会も読むことから始まりますし、本を読むことはとても重要なことですが、今の子供たちに、読みなさいと言っただけでは、なかなか読んではくれません。そこで考えだされたのが、耳から聞きながら、本を読んでいくという教育方法論なのです。とはいっても、朗読のスピードは非常にゆっくりとしたものなのでコンピューターの音声圧縮技術を利用し、2倍速3倍速あるいは4倍速へとスピードを上げていくのです。
この技術を使うと、小さな子供であっても読書習慣への導入が比較的容易になります。1.5倍か3倍くらいの読み速度までならば、子供たちはついていけるようです。
LDらしき中三の子は、学校の国語の成績はずっと1にもかかわらず、ちょっとむずかしい本『福沢諭吉』を2時間で読め、後で内容について討議できたそうです。こういったテクノロジーは、普通の子だけではなく、LDの子どもにも有効なのではないでしょうか。要するに、水上スキーのように音声で読み手を引っ張ってくれるために読みやすいのです。
たとえ目からの情報処理が得意だとしても子供に取っては本を広げて読むことは聞くことよりも作業としては一手多いことからとっかかりが悪い子供にはネックですし、文字を読み慣れない子にはなかなか苦痛です。
でもこの方法で耳からも誘われることから自然に入れ、目で再確認して脳に働きかけ記憶できるのではないでしょうか。そして慣れてしまえばおもしろさがわかればもっとすんなりととりかかれると思います。

また、IBM社のViaVoiceなどといった音声をテキスト化する装置でを使えば、難聴の人との会話が楽になると思われます。近未来の講義は、音声テキスト化装置がついて、難聴者も容易にアクセス可能になるのではないでしょうか。



*LDについての機関

LDの診断や相談についての機関は主に(1)LD協会(2)大学病院(3)児童相談所がありますが、今のところ簡単にLDについての質問する場がないということに問題があると思われます。



*LD児といじめ

掃除や給食当番、授業をみんなとおなじように出来ないことで周囲との軋轢に苦しんでいるので、何かを変えられないかと思い自分がLDであることを話してみたら? と提案したところ、「今よりもっといじめられるもん・・」と答えた息子さんの話に対する反応が様々に集められました。

1)お子さんは6年生ぐらいですか?
私は低学年の担任をしていますが、できなくても「自分でやる。」という気持ちが、既に言葉で出てきています。しかし、周りの子と同じようにはできず、友達や大人の支援がなくては集団生活の中で、遅れてしまったり、まったく違うことをやってしまったりといった様子が見られます。
学年が大きくなり、周りと自分の違いを意識できるようになってくると、本人のプライドもあり大変だと思います。
苛められることが、周囲に知られる事への一番の不安だとしたら、担任の先生にも協力を求めて、周囲の(クラスの)子供たちの理解を広めてもらってはどうでしょうか?
私のクラスの場合は、お子さんが病院で薬を処方してもらっているため、小さな子供たちに向けて、「みんなと同じようにできないことがあっても、今病院のお医者さんと相談しながら一生懸命K君はK君なりに頑張っているからね。どうしても、一緒にやっていて困ることがあるときは直接先生から言うから教えてね。」と、本人の頑張りと、頑張ってもできないことがあることを他の子供たちに伝えるようにしています。
毎日、ずっと一緒にいる家族の方の辛さは並大抵ではないと思います。
落ち込んで涙してしまうようなときには、どんどん肩の荷を誰かに手伝って持ってもらっても良いのではないでしょうか?
学校には、お医者さん程の専門知識はなくても、学校という集団生活の中での経験からアドバイスできる先生もいると思います。
一度と言わず、何度でも話(相談なんて堅苦しいものでなくても)をしてみたらいかがですか?
また、学校以外にも、いろいろな専門の窓口もあると思いますので、紹介してもらうだけでも行ってみる価値があるかも。
自分一人で頑張らずに、周りにどんどん助けてもらってください。

2)担任の先生や学年主任や教頭や校長や誰か判ってくれる人はいませんか?
家の息子の場合は15歳すぎてから判ったのでそれまでは大変でした。
親さえもどうしてこんなに良い子の筈なのにだれにも理解されないんだろう、
こんなに苦しんでまで学校に行かなくてはいけないんだろうって悩んでいました。
担任に「どうしてこんな事が出来ないんですかあの子は」と詰め寄られたこともあります。
教育委員会や相談窓口全て回りましたがらちが開かず、きりきりしていました。
でも、お母さん一緒に彼の好きなことをやってみたら?絵を描く?運動?散歩?
学校だけが人生ではありません。ちょっとスイッチを切り替えてのびのびしてみて、きっと「なんだ」って思える時期が来ると思う。お母さんはニコニコして、子供の良いところ見つけて、私だけは判っているってそしてそれを他の人にも少しずつでいいから判ってもらって。
私にメールを下さったお母さんがこんなアイディアを下さいました。
「LDだとか、学習障害などという事は言わずに、人間の個性について、息子はみんなよりも緊張しやすい性格で、その緊張を和らげるためにおしゃべりになってしまったり動いていしまうこと。
そういったことを話して頂いて理解しておいてもらえないか・・・。
と言うことを担任に書きました。」
未だ返事はもらっていないそうですが…



*LD児が担任の先生に望んでいること

担任に対してLD児やその親が望んでいることはどの様な姿なのでしょうか?

担任の先生には、周りの「理解不足」の方々からのあらぬ中傷やら、「どうしてあの子だけ」といった言動まで、すべてにわたって対応していかなければならないという苦労あると思われます。
 お子さんが通っている小学校に「情緒障害」のクラスがあるという方から書き込みがありました。そこに在籍している子供は週に何時間か普通学級の子供さんと一緒に学習(交流)していて、先生方も、交流の時間はやはり個別的配慮をしながら、普通学級の中で、「その子ができる事は、できるだけやらせる」という方向で、「普通の子」とかかわらせているようです。そういう中でも、やはり理解のない親御さんからは、いろいろ陰口やら中傷やらあるようですが、先生方は「自分ひとりで生活しているのではない」ということを子供たちに教えているようですし、「障害があっても対等に付き合って行く」ということを学年に応じて指導しているようです。
 「いろいろな人間がいて当然」という雰囲気作りが一番大切のような気がします。ちなみに、指導がうまく行っている先生方の場合、学級自体「やさしいクラス」になり、とても子供たちの心が豊かになったというお話を伺ったことがあります。

『「みんな違って当たり前」と言う考え方を身に付けていこうとしてはいても、『いざ…』となると、「あの子ばっかりずるい。」と感じてしまう子供の心は、とても正直なものだと、私は思っています。ただ、最終的には、“一人ひとりが、できることをそれぞれが一生懸命に取り組む”という姿になっていってくれたら・・』と考えてくださる先生もいらっしゃいます。
このように理解のある先生と、協力的な親がもっとたくさん増えてくれることを願っています。



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