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ナオちゃん観察日記 written by マイコ
20世紀も残りわずかとなった2000年12月20日、ナオちゃんは幕張にある障害者職業リハビリテーションセンターに検査を受けにやって来ました。これはナオちゃんが困難に思っていることの根本的な原因は何なのかを突きとめるための検査で、これからその困難さへの対応策を考える上で必要不可欠なものとなってくるのです。
時間に少し遅れてしまった私が検査室にはいると、少し緊張した面もちのナオちゃんがイスに座っていました。部屋にはナオちゃんと私(一応観察者です)、検査者の先生(向後先生と田谷先生です)が二人とコンピューターが数台ありました。
検査は自分の名前を書いたり図形を描いたり文章を読んだりコンピューターを使ったりとさまざまでした。検査が始まると「ナオちゃんって緊張しないタイプ?」と思ってしまうほどのびのびとやっているように見受けられました。わからないことは物怖じせず先生にすぐ質問するし、聞かれたことには話し過ぎだと思われるくらいいっぱい話してくれるし、でも集中するところはちゃんと集中するし、「検査」といっても全然張りつめた雰囲気なんかじゃなくて、終始なごやかだったと思います。午前10時半頃から開始して12時半くらいまで、一度10分くらい休憩を挟みましたがずっと集中してがんばっていました。
お昼休みはナオちゃんとナオちゃんママと向後先生と私で一緒にご飯を食べました。ナオちゃんは「検査おもしろかった」と満足そうでした。イギリスのこととか本のこととかいろいろな話を聞かせてもらいました。
午後もまた同じような検査をしました。この検査結果は後日先生から教えてもらうのでくわしいことはまだ言えないのがちょっと残念です。この1日だけではまだまだ検査は終わらず(先生によると2、3日は検査しないといけないそうです)、ナオちゃんは「まだやりたい」と言ってくれましたがまた次回にすることにして3時半頃に検査終了となりました。
田谷先生が車で駅まで送ってくださって「また来てくださいね」という先生の言葉に、ナオちゃんは「はい、また来ます」と快く応じていました。
帰りの電車でも「おもしろかったー」って何度も言ってくれました。「自分のことをもっとよく知りたい」と言っていたナオちゃんの手助けができて私も嬉しかったです。LDのことはもちろん、音楽のこと、映画のこと、と話は尽きることなく帰りの長い電車の旅もあっというまでした。
未熟者の私は検査前、何か失敗しないか不安でナオちゃんより緊張していたかもしれません。でもナオちゃんがかもしだす雰囲気や話のおかげで私も一日楽しくお勉強することができました。またナオちゃんって何でも知ってるなーとその話のネタの多さに感心しました。
何はともあれ無事に終わって良かった!!ナオちゃん、ありがとう。
検査結果を楽しみに待っててくださいね。
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