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研究会の趣旨説明・藤堂栄子EDGE代表
 18歳になる長男が15歳のときに英国に留学。そこで初めてディスレクシアと指摘を受けました。日本で言うLDだとようやく判ったものの、国内では資料が極端に不足する一方で、外国との文化の違いにより状況比も定義も異なることが判明。さらに日本社会では受け入れ態勢、あるいはサポート態勢がほとんどないことも判りました。教育現場においてすら、ディスレクシアの理解がなされていないのです。やがて留学仲間で同じディスレクシアの子供を持つ親同士の間から、日本の現状・実情をみて、自分があるいは子供がディスレクシアということを知らずに、ドロップアウトしていく人々がかなり大勢いるはずだとの話し合いになりました。

 日本社会が、ディスレクシアを正しく身近に理解して、スムーズに受け入れられるような働きかけをしよう、更にはディスレクシアの人々のサポートができるシステム作りを可能にしようと、NPO・EDGEを立ち上げるに至りました。今回の研究会は、NPO設立の傍ら、まず関係各位との連携を密にし、ともに研究することで国内におけるディスレクシアの統一見解が生まれ、ディスレクシアとして認定されることがメリットになる社会環境・教育現場が実現することを目指すことで発足させたものであります。そしてこの研究会から更なるネットワークが広がりますことを切に願う次第です。今日の一回目の研究会では、まずLD・ディスレクシアの各国の定義の仕方、取り扱われ方の違いなどを柘植先生よりご講演いただき、特殊教育の実像を捉えたいと思います。(参照:「風穴をあける母たち」)

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